再び利上げ観測が高まり、株価が下落する。

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利上げが行われるかもしれないという想定が少し高まっていき、昨日(12日)の米国株式市場は下落していましたね。長期金利が再び上昇した事で、相対的に株式が売られる展開となり、今週は上昇していた相場が下落へと転換しました。

せっかく中東情勢が悪化しても、負けずに上昇していたのにね

その中東情勢も新たな展開があったみたいですよ。困ったものです

今のところ、ダウもS&P500も今月は月初から見てみると辛うじて上昇(プラスリターン)を保っていますが、今後の展開次第で10月もマイナスリターンとなるようであれば、いよいよ厳しい状況となっていくかもしれませんね。

昨日は、消費者物価指数の発表があり、消費者物価指数は市場予想を上回っていました。

項目実際の結果市場予想
消費者物価指数(前月比)0.4%0.3%
消費者物価指数(前年比)3.7%3.6%
コア消費者物価指数(前月比)0.3%0.3%
コア消費者物価指数(前年比)4.1%4.1%

これにより、インフレ懸念が再び高まる結果となり、それを受けて長期金利が再び上昇をし始めており、4.7%を突破した事で相対的に株式市場が売られる展開となっていき、昨日の米国株市場は下落する事となりました。

利上げについても、ボストン連邦準備銀行のコリンズ総裁は9月消費者物価指数の結果で物価安定を達成するには時間がかかることが証明されたと慎重な発言をしており、追加利上げも除外しない考えを示していました。

また、イスラエルとハマスの争いについても新たな進展がありました。

イスラエルが、シリアの首都と北部のアレッポの国際空港に対してミサイル攻撃を行い、両方の空港とも使用不可能な状態にさせました。イスラエルがシリアからの攻撃を受けないように空港に空爆を行ったようです。

ガザ地区への地上部隊への展開も徐々に進めており、中東情勢の緊迫が高まってきています。

ガザ地区への攻撃だけでなく、シリアなどの他国との争いが激化するようであれば、中東情勢は混とんとする可能性があり、引き続き状況を注視する必要があります。

今月は上昇基調をして、ハマスのイスラエルへの攻撃があっても上昇基調は継続していたのですが、11日発表の生産者物価指数や12日発表の消費者物価指数が市場予想を上回った事で、再び利上げ観測が高まり、株式市場が下落する展開となっていました。

FOMCにおいて、11月1日に発表(日本時間2日午前3時)される政策金利が利上げとなる可能性が少し高まっています。とはいえ、市場の予想では依然として来月のFOMCでは金利は現状のままで維持されるという想定が大半である事から、市場では利上げはしないという考えで進んでいます。

ゆえに、来月のFOMCで利上げが行われる(または利上げの可能性が高まってく)と、相場は崩れていく展開となるかもしれないので、今後の相場の動きに注目したいと思います。

   

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