先週の金曜日には、雇用統計(失業率、平均時給、非農業部門雇用者数)の発表があったね。そして今週の5日(火曜)には大統領選挙、7日(木曜)にはFOMCにおける結果が発表される予定となっているね。
重要なイベントが目白押しだね
大統領選挙の結果も気になるし、FOMCも気になるよね
先週の金曜日に発表された非農業部門雇用者数(10月分)は、市場の予想では 10万6000人の増加という想定だっただけど、実際には 1万2000人増加と予想よりも大幅に低い実績となっていたね。
ただ、これは大型ハリケーンの影響やボーイング社のストの影響などがあったみたいだね。雇用者数を算出する事業所調査の回答率も 47.4%と、1991年以来の低水準だったみたい。通常の回答率は90%程度はあるらしいね。低水準の回答になったのはハリケーンなどの影響で企業が企業が労働統計局に対し迅速に回答できなかったようだね。ただ、労働統計局はその後も毎月調査を継続するので、その結果、今回の結果は来月以降に大幅な修正につながる可能性があるかもしれないね。
ちなみに今回の発表において、8月と9月の非農業部門雇用者数は下方修正されていたね。労働市場はやや弱含みとなっているみたいだね。
同じ日に発表されていたISM製造業購買担当者景気指数は、市場予想の 47.6ポイントを下回る 46.5ポイントとなっていて、直近1年間の中では一番弱い数値となっていて、景気の減速懸念が出ていたね。
失業率も、4.1%と改善しておらず、先週の金曜日に発表されていた経済指標をみている限りでは、雇用状態はあまり強くなくて、景気も弱ってきているといった感じになっていたね。
これを受けて、今月のFOMC(7日に発表)において0.25%の利下げをする可能性は限りなく100%に近く、市場予想では99.8%の確率で0.25%の利下げとなっているね。市場の想定では、今月と来月の2回にわたって、0.25%の利下げを続けていくという想定が多勢となっているみたいだね。
さて、利下げは順調に行われていく想定になっているものの、米国長期債券金利は上昇しており、4.3%台になっているね。
市場では短期的には利下げが行われていくけど、利下げは途中で打ち止めとなり、状況によっては再利上げの可能性があると踏んでいるみたいだね。
今のところ、市場では大統領選挙においてトランプ氏が大統領になる可能性が高いと想定していて、トランプ氏が大統領になると関税強化などの政策によってインフレが起こると予測しているので、それを受けて米国長期債券金利が上昇しているみたいだね。
米国長期債券金利が上昇するという事は、米国長期債券価格は下落していくことになるので、米国長期債券ETFをたくさん抱えている私にとっては困った展開になっているんだね。
インフレがこのまま落ち着いてくれることを願うばかりだね。
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