エヌビディアの利子収入が利払いを上回る

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米国株の中でも絶好調な銘柄の1つであるエヌビディア。巨大ハイテク企業でありながら小型株のような爆発的な売り上げや利益の伸びを叩き出しており、株価も数年間で急上昇しています。昔は、知る人ぞ知る銘柄だったエヌビディアも、次第に投資家の間で話題の銘柄となり、今では日米の相場を牽引するまでに存在感が増しています。

エヌビディアのホルダーも多くなったよね

誰もが投資をしてみたい銘柄となっていますよね

半導体に欠かせなかったCPUは、今ではGPUに置き換わりつつあり、生成AIなどの最先端の業界にとってはGPUがなければ成り立たないぐらいの存在となっていることから、今後もエヌビディアの強さは当面の間は維持されていくのではないかといわれています。

売上、利益ともに文句なしの成長性を見せているエヌビディアですが、業績の成長性以外にもエヌビディアの強さを物語っている部分がありました。

それが、エヌビディアが持っている豊富な現金同等物(定期預金や米国債、MMFなど)です。

現在、米国の政策金利はインフレ対策のために高金利状態となっています。5%近い金利状態である事から、圧倒的な売り上げから手に入れたキャッシュを定期預金や米国債、MMF(マネー・マーケット・ファンド)などに置いているだけで、エヌビディアのお金は増えていく事になっているようです。

2024年2月~4月(第1四半期)の利子収入は前年よりも倍増しており、3億6000万ドル(560億円)となっていて、黙っていてもお金が増えていく状態になっています。お金がお金を呼ぶといった感じですよね。

エヌビディアの2024年2月~4月の借入金の利息返済額(金利負担金)は、6400万ドルだったので、利子収入の方がはるかに多いです。そして、何よりも凄いのは、最新の決算発表の際に公表していた配当金の支払いが総額9800万ドルだったので、配当金をも利子収入で支払う事が出来るのです。

S&P500の構成銘柄の中で、配当金を利子収入で賄う事が出来るような企業は見当たらず、エヌビディアだけが利子収入で配当金を支払う事が出来る唯一の企業となっています。

エヌビディアほどではないとしても、多くの企業はキャッシュ(現金同等物)を保有する事で高金利の恩恵を受けているようであり、利子収入は前年よりも60%ほど増えているけれども、利払いは5%程度しか増えていないようです。

お金がお金を呼ぶ循環となっていて、その筆頭がエヌビディアという事のようです。強い所にはお金が集まり、そしてそれがさらに強さをアシストしていくといった感じになっていますね。

    

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