アメリカに次いで世界最大規模の経済を誇りながら最近は失速気味の中国経済。急速な少子高齢化に向かっており、人口ボーナス期も終わり、長年世界ナンバーワンを維持していた国別人口の座もついに陥落してしまうなど、調子が良くない中国。そんな中国に代わって活きが良く、投資家の注目を集めているのがインドです。
インドは今後期待できそうだよね
インドは多くの企業や投資家たちに注目されていますよね
人口も増加しており、今では中国を抜いて世界人口でトップに躍り出ており、好調な経済は今後も順調に成長していくと想定されています。インドの現在のGDPの順位は世界5位ですが、2025年には4位に、そして2027年には3位に順位を上げていくと予想されています。
現在 | 国名 | 2025年 | 国名 | 2027年 | 国名 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 米国 | 1位 | 米国 | 1位 | 米国 |
2位 | 中国 | 2位 | 中国 | 2位 | 中国 |
3位 | ドイツ | 3位 | ドイツ | 3位 | インド |
4位 | 日本 | 4位 | インド | 4位 | ドイツ |
5位 | インド | 5位 | 日本 | 5位 | 日本 |
今後が期待されてるインドにおいて、インド株式市場も当然ながら注目度が上昇しており、多くの投資家たちがインド市場へと資金を投下し始めています。
そんな注目度の高いインド株式市場ですが、来月には大きなイベントを控えており、さらに注目度が上がっています。
6月4日に、インドの国政選挙の結果が発表される事となっており、インドの与党であるモディ首相のインド人民党(BJP)がどの程度の議席数になるのかが注目されています。
現在の議席数は、過半数の272議席を上回る303議席となっており、この議席数を上回る事が出来ると政権が今後も安定運営できるという事で株式市場は上昇をして、303議席を下回るようであれば株式市場は不安感から失速するとされています。
インドの株式市場の行方を左右する国政選挙の結果が分かるまでは様子見をしている投資家が多く、現在のインド株式市場はボックス圏の動きでウロウロしています。
政権与党のモディ首相が3期目を勝ち取る可能性は高く、国政選挙が終わるとインド株式市場に多くの投資家の資金が流れていくと想定されています。
また同じ6月には、JPモルガンチェースが自社の新興国債券指数に関してインド債を組み入れることを発表しており、これによる資金流入効果も大きく、その効果はインドの様々な市場に波及していくようです。さらに来年にはブルームバーグ・インデックス・サービスがインドを新興国指数に採用することになっています。
安定した政権運営と好調な経済を背景に、債券や株式などが次々と指数に組み入れられていく事で更なる上昇が期待されており、かつての中国株式のようにインド株式は長期的な上昇が期待されています。
来月の国政選挙後のインド株式市場の動きに多くの投資家の注目が集まっているようです。
コメント
コメント一覧 (2件)
よしぞうさんこんばんは!
10年以上前、私はHSBCインドオープンという投資信託に投資し、経済成長と株価は必ずしも比例しないと実感したことがあります(^^)
今回は株価も同時に上昇するか要注目ですね
こんにちは、尾形さん。
かなり前からインド株投資信託を購入されているんですね。
確かに経済成長と株価は連動しないこともあるみたいですね。
今回は、そうならないようになってもらいたいですよね。
今後の動きに注目していきたいと思います。