EVが追いついてきた

2024年8月25日

車を購入した時に感じたのですが、昔は色々な車種を売っていたのですが、最近は物凄く販売している車種が減っていますね。トヨタはそれなりに車種があるのですが、日産やホンダなどは本当に販売している車種が減りましたね。昔は、色々と選べたのにな～と思います。

流石にトヨタは世界のトヨタだけあって今でも強いね

トヨタは日本のシェアが５割ある１強状態だね

国際的には、EVなども普及し始めており、ますます旧来の自動車メーカーは苦しい立場になってきましたね。もしも、EVなどが本格的に普及していくのであれば、上位の自動車メーカー以外は非常に厳しい状況に追い込まれてしまうかもしれませんね。

去年（2023年）の自動車販売台数世界シェアをみてみると、当然ながらトヨタが王者に君臨しているのですが、従来であればランクインするようなことがなかったメーカーが入ってきています。それが、中国の自動車メーカーです。

中国の自動車メーカーなどは、安いけれども品質が全然駄目だという感じだったのですが、最近はEVで存在感を高めており、ついには世界ランキングのトップテンに入るぐらいになってきました。

2023年自動車販売台数世界シェア

ランキングの１０位に中国のBYDが入ってきました。このBYDはEV（電動自動車）のみを販売している状態で従来の自動車メーカーに肉薄しているのは凄いですよね。

ちなみに、EV（電動自動車）は100％電気のみで走るBEVとプラグインハイブリッド（充電スタンドなど外部から充電できるハイブリッド車）であるPHEVを合わせたものになります。

ＥＶメーカーというとテスラが一番最初に思い浮かびますが、テスラはBEV（100％電気自動車）のみ販売しており、BEVの販売台数では181万台と世界１位ですが、ＥＶ全体ではプラグインハイブリッド（PHEV）も販売しているＢＹＤの方が販売台数が多いです。

100％電気自動車のBEVにおける世界シェアを確認してみると次のようになります。

テスラとBYDの２強状態ですが、フォルクスワーゲンやGMなども結構頑張っています。そして、５位は中国メーカーの広州汽車となっています。

この分野では日本は遅れており、日産・ルノー・三菱自動車の連合チームが10位でシェアが3.2％、王者のトヨタは24位で1.0％となっています。

では、BEV（100％電気自動車）の販売台数を確認してみましょう。

テスラとBYDの独壇場になりますね。上位は全てこの２社で占められています。特にテスラのモデルYは強くて、去年世界で一番売れた車種になります。たった１つの車種で日本２位のホンダの３分の１程度を売っているのだから凄いですよね。

さて、純粋な電気自動車と言われているBEVだけをみるとテスラとBYDの２強ですが、EV全体でみると、BYDが一人抜けている状態となっています。テスラとは違ってBYDはプラグインハイブリット（PHEV）も生産している所が強いですね。

2023年EVの世界販売台数

BYDは、100％電気自動車のBEVとプラグインハイブリッド（PHEV）の割合が半分ずつなので、世界の自動車業界の主流が100％電気自動車に移行しても対応できるし、従来のガソリン車がまだ幅を利かせている間はプラグインハイブリッドで対応できるので、どちらにも対応できる強みがありますね。

今年の4月～6月の世界の自動車販売台数では、BYDはついにホンダや日産を抜いて世界７位にまで浮上しました。この調子であれば、今年度の世界の自動車販売台数において年間を通してもホンダや日産を追い抜いてしまうかもしれませんね。

車の生産・開発は日本のお家芸と言われていましたが、いつの間にか中国に追い付かれだしてきた感じになっています。

世界のトヨタには、従来のガソリン車やハイブリッド車だけでなく、EV車においても頑張ってもらって、王者の地位をいつまでも守ってもらいたいですよね。

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