DeepSeekショックで株価が急落!

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昨日の米国株市場は大きく下落しましたね。特にハイテク銘柄の下落が大きく、ナスダックは3%の大幅下落となっていて、エヌビディアも16%もの急落をしていましたね。トランプ大統領の誕生と AIへの投資加速によって最高値を更新していた米国株も一気に下落へと方向転換していました。

急にハイテク銘柄全般が弱気になっていたね

中国初の生成AI ディープシーク(DeepSeek)の影響みたいだね

中国のスタートアップ企業、ディープシーク(DeepSeek)が発表した最新の人工知能(AI)モデルである「DeepSeek-R1」が、最先端のGPU半導体を搭載しなくても最強の生成AIとも言われているオープンAIのチャットGPTの最新モデルである「OpenAI o1」と同等の性能を有しているらしいという事で、高価な最先端GPUなどは不要なのではないか(多量に保有・購入しなくてもいいのではないか)という懸念が高まり、ハイテク銘柄を中心に下落したようだね。

性能がほぼ互角であれば、利用料(使用料)が安い方がより多くの顧客をつかむことになるのだけど、「DeepSeek-R1」と「OpenAI o1」の利用料を比較すると、同じ情報量(100万トークンの入力と100万トークンの出力の合計金額)に対して「DeepSeek-R1」が 2.74ドルなのに対して、「OpenAI o1」は 75ドルとなっていて、「DeepSeek-R1」の方が約95%も安いという破格の利用料となっているようです。

これにより、最先端の高額なGPUを搭載していなくても、高性能で低コストな生成AIが出来るのであれば、エヌビディアの最新型GPUを買い漁る必要もないという事になるし、マイクロソフトやアマゾン、グーグルなどが大量に最新GPUを買い集めてデータセンターを構築する必要もないのではないかという懸念が高まっているみたいだね。

個人的には、高性能GPUがなくても高性能な生成AIを作る事が可能だったとしても、更なる高性能なものを作ったり・提供したりするためには、最新のGPUがあった方が良いだろうし、短期的には「DeepSeek-R1」が「OpenAI o1」と同等の性能を持っていたとしても、いずれは更なる高性能GPUを積んだ最新の生成AIが出来ていけば、そちらに流れていくと思っています。

間違っているかもしれないけど、例えばゲーム機器とかでも、プレステ3が現在の主流だとして、それと同性能なゲーム機器(仮にDeepSeekという名前とする)が半額以下で販売されれば、DeepSeekに顧客は流れていくと思う。でも、その後にプレステ4やプレステ5などの最新ゲーム機器が出てくれば、確実に後者の方が性能が高く、最新のゲームがやりたければ、多くの方はそちらを買うのではないかなと思っています。

米国は中国が AIの分野で覇権を取る事を阻止するために現在でもGPUの輸出に規制を掛けているし、今後も更に規制を強化していくと思います。そんな状況で短期的には高性能な生成AIが出来たとしても、最新のGPUがなければ厳しくなっていくのではないかな。

まあ、それに高性能なGPUを搭載していない(使用していない)としているけれども、実は開発段階では高性能なGPUを使って強化学習などをしているかもしれないしね。中国の企業なので、どこまで本当なのかは不明だし、政府のバックアップもあるかもしれないしね。

テックトックのケースでも問題になったように、中国のアプリというだけで国防上の懸念が浮上してくるので、安価で高性能であれば個人での使用者は多くなっても、企業ではほとんど使用されないと思うので、米国企業の優位性はあまり変わらないのではないかなと思います。

最新のGPUを使わなくても最先端の生成AIが作れたという事でエヌビディアなどのAI銘柄が急落しているけれども、今後あらゆる場面でAIが活用されていく事を考えれば、需要が大きく落ちるという事まではいかないのではないかなと思うかな。

現状では、過度に心配する必要はないのではないかなと感じているかな。

    

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