全然読めない、思い通りにはならない

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今年は為替の変動が激し過ぎるよね。年始の頃のドル円相場は1ドル140円台だったのが、7月になると1ドル161円台へと15%も変動したかと思えば、利下げ観測と共に今度は僅か2か月ほどで再び年始の頃の1ドル140円台に逆戻り。このまま円高モードかと思ったら、今では156円台へ突入するなど円安ドル高へ逆戻りだね。

米国株に投資をしていると円安の方が嬉しいね

ただ、円安に慣れてしまうと逆回転して円高になった時が怖いかな

円安ドル高に振れているので、何もしなくても円換算した投資資産は増えている状態なのですが、これがいずれ円高ドル安になってしまう事があると、何もしなくても円換算した投資資産が減ってしまうと思うと、あまり楽観的にはなれないなと思ってしまうかな。

それにしても、やはり為替の予想なんて全く当たらないもので、7月に1ドル161円台になっていた頃には、「ドル円相場は170円台を目指して進んで行く」なんて声を多く聞いたのだけど、結局は1ドル140円台に逆戻りしていたし、140円台になっていた頃には「120円~130円台に落ち着いていく」なんて声が多かったのに、気が付けば今では再び155円台にまで円安になっているよね。

「今年のドル円チャート」

で、今回は市場の想定ではどうなっているのかというと「更に円安ドル高が加速していく」という意見が大半みたいだね。

トランプ氏は中国に対して強い関税をかけると以前から公言しており、トランプ氏が大統領になった事で中国に対して関税を強化する事は非常に高い確率で実施されると市場では想定しているみたいだね。議会も、上院・下院共にトランプ氏が率いる共和党が制した事から、トリプルレッド(大統領・上院・下院の全てを共和党が制する)となり、トランプ氏が進める政策はスムーズに可決される見通しになっているね。

関税を強化すれば、物価も上昇していき、結果としてインフレが再燃するというシナリオが圧倒的に高くなっているよね。インフレが再燃すれば、利下げが行われなくなるし、利下げが行われるどころか逆に再利上げになる可能性も高まってきている事から、再び日米の金利差が広がる事でドル円相場も円安ドル高に向かっていくという想定のようだね。

基本的には、円安ドル高の方向性で進んで行くのだろうけど、結構アナリストの予測って当たらなかったりするものなので、こういった想定も結局は外れている事もあるかもしれないよね。

例えば、トランプ氏は前回の大統領の時に、景気の動向を非常に気にして、まだ景気後退が起こってもいないのに、FRBに対して予防的利下げするように強く圧力を掛けて、結局はFRBがトランプ氏に折れるような形で予防的利下げを行っていたんだよね。

今回も景気が悪くなってくるような兆しがあれば、トランプ氏はFRBに対して利下げをするように強い圧力を掛けていくと思うんだよね。それに対して、FRB議長のパウエル氏はFOMC後の記者会見で予防線を張るかのように、「トランプ氏から辞任を求められても応じない。議長の解任は法律的に認められていない」とFRBの独立性を強くアピールしていたね。

トランプ氏が大統領に就任した後は、トランプ氏とFRBとの間で、強い駆け引きが行われていくんだろうなと感じるんだな。

今のところは、円安ドル高に向かっていくというのが大半の想定なので、相場もそんな感じでジリジリと動いているけれども、為替の相場はアナリストの想定通りに動かない事もあるし、簡単に読めるようなものでもないので、結局は「思い通りになっていないよね」なんていう展開になっている事もあるかもしれないね。

でも、急な相場変動だけな混乱を引き起こすだけだから、どちらの方向性に動いていくとしても、緩やかな変動に留まって欲しいと思うかな。

    

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