頼むからやめてくれ

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私のポートフォリオの約20%を占めているアマゾン。長期的にはアマゾンはジリジリと成長していくと思っているのですが、短期的に不安材料だったのはトランプ政権と不仲であるという事。第1次トランプ政権の時も、トランプ大統領とアマゾン創業者のベゾス氏が犬猿の仲で、何かと揉めていたので第2次トランプ政権(現在の政権)が誕生した時もトランプ氏と揉めないか心配でした。

トランプさんは好き嫌いが激しそうだよね

嫌われると嫌がらせしそうなので怖いよね

第1次トランプ政権の時は、ベゾス氏が筆頭株主であるワシントン・ポスト紙が政権に批判的な記事を書いているという事でアマゾンを批判し、国防省のクラウド受注に横やりを入れてライバルのマイクロソフトが受注するように圧力を掛けていました。結局この案件はアマゾン側が提訴して裁判沙汰となり、受注はやり直しとなって、結果としてアマゾンとマイクロソフト双方が受注するという事になりました。

なので、トランプ氏と敵対する(批判する)とトランプ氏は大統領の権限を使って嫌がらせ(妨害行為)を行う事があるので、出来るだけトランプ氏と対立する事は避けた方が無難です。バイデン氏を破ってトランプ大統領が誕生した際に、大統領就任式に多くのテック企業がこぞって献金をしたのも、トランプ大統領に従順な姿勢をアピールする為です。

それなのに、アマゾンはまたトランプ氏の機嫌を逆なでするような事をして、トランプ政権から名指しで批判されていました。

アマゾンは、自社のサイトの一部において個々の商品の販売価格の横に関税による値上げ分を記載する事を検討していたようです。この情報が報道されると、トランプ政権の幹部はアマゾンによる敵対的かつ政治的な行動だと強く非難しました。

従来は輸入申告額が800ドル以下の場合には関税を免除されていたのですが、トランプ政権は5月2日以降は中国や香港にはこのルールを適用しないとしており、小口輸入に関しても商品価格の120%の関税か、1件に付き100ドル(6月からは200ドル)の関税が掛かる事になります。

これにより、中国からの小口輸入で商品を販売していた中国のファッション通販大手SHEIN(シーイン)や中国の格安通販サイトのTemu(テム)、そしてアマゾンの格安通販サイトのアマゾン・ホールなどは大幅な値上げに直面する事になります。

そのため、Temu(テム)などは商品価格の横に関税による値上げ分を記載する事にしており、アマゾン側もこれに対抗する処置としてアマゾン・ホールにおける商品価格表示に関税分を表記する事を検討していたようです。

ただ、このやり方は当然ながらトランプ大統領を刺激する事になります。関税によって商品価格が大幅に値上がりしているという事が一目で分かるようになるため、間接的に関税施策を批判する事になるし、ひいてはトランプ大統領を批判する事になります。

そりゃ、トランプ政権も怒るだろうし、文句も言うのは目に見えて分かるよね。これをやったらトランプ政権が怒る事なんてアマゾン側も考えたら分かるだろうとおもうのだけどね。

トランプ大統領自身も、この報道発表があった後にアマゾン創業者のベゾス氏に直接電話を掛けて懸念を伝えていたようです。その後の記者会見で「ジェフ・ベゾスはとても親切だ。彼はすぐに問題を解決した。彼は正しいことをした」と述べており、ベゾス氏はトランプ大統領の要請を受けて、アマゾン幹部に忠告したみたいだね。

トランプ政権側からの強い批判を受けて、アマゾンは「超低価格ストアのアマゾン・ホールを運営するチームが一部商品に輸入費用を表示する案を検討したことはあるが、これが本体のアマゾン・サイトで検討されたことは一度もなく、当社のいかなるサービスでも実施されていない」と発表しており、火消しに追われていました。

本当に頼むから、トランプ大統領と対立するのだけは避けてくれよ。アマゾンは私のポートフォリオの多くの占めているので、こういったイージーミスで株価が下がるようであればハラハラするんだけど(笑)

    

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