オープンAIでクーデター発生。マイクロソフトに大きな痛みの可能性。

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チャットGPTを開発した事で知られているオープンAI。その将来性を有望視されて、マイクロソフトなどが多額の資金を援助して大株主となっており、オープンAIの成長を後押ししています。

チャットGPTって便利だよね

今後の主流となっていきそうだよね

そんな今話題のチャットGPTを開発してオープンAIで突然のクーデターが起こり、突然の出来事にオープンAIの周辺は騒然となっています。

オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)が退社する事を取締役会が発表し、ミラ・ムラティ最高技術責任者(CTO)が暫定CEOに就任する事となりました。

オープンAIは声明で「取締役会による徹底した検証の結果、アルトマン氏は取締役会とのコミュニケーションにおいて常に率直ではなく、取締役会の責任遂行に支障をきたしているとの結論に至った。取締役会はアルトマン氏がオープンAIを今後も率いていく能力をもはや信頼できなくなった」と説明しています。

このオープンAIの取締役会の突然の対応にたいして、サム・アルトマン最高経営責任者(CEO)と共にオープンAIを創業したグレッグ・ブロックマン社長も「サムと私は取締役会のきょうの決定にショックを受け、悲しんでいる。われわれも何が起こったのかを正確に理解しようとしているところだ。」と述べて、ブロックマン社長もオープンAIの社長を辞任しました。

アルトマン氏の退社は、取締役会の一部の役員との意見の相違が原因のようであり、AIの安全性や技術開発のスピード、オープンAIの商業化などの点で見解の相違があったみたいです。

斬新的なチャットGPTを世に出したオープンAIを率いていたアルトマン氏の突然の解任は、かつてアップル社を率いたスティーブ・ジョブズ氏がアップル社の取締役会から突然追い出された時と同じようなクーデターであると市場では話題になっています。

さて、オープンAIで起こったクーデターですが、事前の根回しを充分に行っていなかったようであり、驚いたのは解任されたアルトマン氏だけでなく、大株主も突然の出来事に困惑しており、直ちに事態の収拾に乗り出しています。

オープンAIの大株主であるマイクロソフトは、オープンAIの取締役会に対して、今回の騒動を批判しており、解任したアルトマンCEOの復職および辞任したブロックマン社長の復職を求め、クーデターに参加した取締役たちの辞任も要求しています。これには、他の大株主たちも賛同の意を表明しており、多くの株主は今回のクーデターを支持していないようです。

オルトマン氏の解任により、オープンAIの何人かの社員たちも退社の動きをみせており、アルトマン氏がオープンAIを去る事が決定的になれば、アルトマン氏を中心として新たなベンチャー企業を立ち上げる事になると予測されており、そうなると強力なライバルの出現によってオープンAIにも大きな打撃となります。

そして、それはオープンAIだけに留まらず、オープンAIに多額の出資をして支援しているマイクロソフトにも影響が及ぶことになります。

多くの株主達にとっても、寝耳に水だった今回のアルトマンCEOの解任クーデター。このまま進めば、オープンAIの弱体化が進み、マイクロソフトなどの株主にとっても大きな不利益となる事から、マイクロソフトは全力で事態の収拾に乗り出す予定です。

オープンAIは分裂してしまうのか? 
それともマイクロソフトの介入により、クーデターは失敗に終わるのか?

その結末によって、マイクロソフトへのダメージも大きく異なる事から、経過を見守りたいと思います。

   

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