アップルがiPhoneに搭載するAIをバイドゥ製にする事を検討

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皆さんは、スマホはどこのメーカーを使っていますか?我が家では、iPhoneを愛用しています。一度、使うと使いやすくてiPhoneを使い続けてしまいます。そういった中毒性みたいなものがあるのかもしれませんね。完全にアップル社の戦略にハマっているのかもしれませんね。

iPhoneは端末代が高いのが困るよね

確かに。なので、我が家では旧型をいつまでも使い続けています

日本のスマホ市場におけるアップル社のiPhoneとグーグル社のAndroid(アインドロイド)のシェアを比較すると、iPhoneのシェアは66%で、androidのシェアは34%なので、日本ではiPhoneの人気が高いですね。

スマホメーカーの世界シェアを確認すると、アップル社のiPhoneは20%で世界1位になっており、世界2位はサムスンで19%と僅差となっています。そして、世界3位は中国のシャオミとなっています。

世界的なスマホメーカーでもあり、そして世界最大の時価総額を誇る(最近は世界2位に落ちたけど)アップル社は、その動向が世界の経済や業界の動向を左右することがあるのでいつも注目を集めている企業です。

そんなアップルがiPhoneに搭載するAIを中国のIT企業大手であるバイドゥ(百度)製にすることを検討しているようです。バイドゥのAIを搭載するのは、中国向けのiPhoneに限定するようですが、それでも中国のAIが搭載されるというのは異例ですよね。

バイドゥの技術力が上がってきているという事もあるのですが、何よりも一番重視されたのは中国政府の動向を気にしたからだというのがあると思います。

中国政府は、自国の企業に対して中国製品を使用する事を推奨しており、それはハイテク機器も例外ではないです。半導体などもできるだけ自国製を導入するように働きかけています。

米国が中国の更なる発展を警戒して半導体などの最先端製品の輸出などを制限している中、今後もその動きはさらに強まっていく可能性があることから、中国としても米国製品を頼らなくても自国の産業を発展させていくためにも自国製品の向上が必要不可欠であり、そのために少しでも自国製品の導入を推し進めていく必要があるのです。

また、AIなどは自分で考えて生成する能力を有しているため、あまり高度なAIなどがスマホなどの精密機器に搭載されてしまうと、中国政府としては困ってしまうことがあるかもしれません。そういった観点からすると、海外製のAIではなく、中国製のAIを搭載してくれるほうが中国政府としては有難いという事になります。

中国政府が突然、AI機器などに制限や販売停止などを指示する可能性があり、それを避けるためには中国製のAIを積んでいるのが無難ですよね。

アップル社の地域別の売り上げの割合をみると、次のようになっています。

アップル社の地域別売上割合
アメリカ   36%
ヨーロッパ  24%
中国     20%
アジア     07%
日本      06%

中国の比率は、アップル社全体の売り上げの1/5を占めており、中国の売り上げが減少すると大きな影響を受けてしまいます。特に売れ筋のiPhoneなどの販売に影響すると、アップル社へのダメージは大きくなってしまいます。

なので、アップルとしても中国の意向を汲みながら経営判断をしていく必要があり、そういった観点からすると中国製のAIを搭載することはアップルにとっても中国政府にとってもメリットが大きい事になります。

今後、トランプ氏が大統領に就任するなどすれば、更に米中の対立が激しくなっていくことがあるかもしれませんが、中国製のAIを搭載するなどしておけば中国政府から報復制裁を回避できる可能性が高まっていくため、したたかな判断だなと思います。

   

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