米国経済が力強さを保っており、失業率も上昇せずにいて、米国政府(バイデン政権)も選挙に向けてバラマキ施策を始めたりと、米国株はゴルディロックス相場へと突入してきた感じになっていますね。
米国株最強!
本当に米国株は順調ですね
米国株が伸びている大きな要因の1つは、マグニフィセント・セブンに代表されるような米国ハイテク大手企業が順調に上昇しているからというのがあります。その筆頭がエヌビディアである事は皆さんご存知の通りだと思います。
そんなマグニフィセント・セブンの中でも、出遅れている銘柄があります。
それが、アマゾンです。
アマゾンの株価って上昇しているよね
確かにアマゾンは上昇しているけど、最高値更新はまだなんだ
(注)4月5日金曜日時点。
月曜日の上昇次第では、最高値をようやく更新しているかもしれませんが、それでも他のハイテク銘柄が早々と最高値を更新しているのと比べると出遅れているといった感じになっています。
アマゾンが出遅れていたのは、単純に最近の業績が悪かったからです。しかしながら、業績は回復してきており、前回の決算では売上も利益もフリーキャッシュフローも全てが過去最高の数字を叩き出しています。
アマゾン:売上
アマゾン:営業利益
アマゾン:フリーキャッシュフロー
特に懸念されていた利益やフリーキャッシュフローは V字回復しており、ここが回復してきた事で余裕が生まれ、従来のような余剰資金を設備投資や研究開発につぎ込んでいく体制を再び取る事が出来るようになります。
その証拠に、アマゾンは今後15年間で1500億ドル(22兆7000億円)という巨額の資金をデーターセンターにつぎ込んでクラウド事業の拡大をしていく事を表明しています。また、生成AIの新興企業であるアンソロピックに追加投資をしたことを発表しており、これによりアンソロピックへの投資額は合計で40億ドルとなっています。
アマゾンは豊富な資金を基に、再び未来ある事業に対して先行投資を活発化しています。
そして、その勢いはそのまま今後も続くものと想定されており、業績もしっかりと伸びていくと想定されています。
2023年度通期の営業利益は 3兆6852億ドルでしたが、2024年度通期の営業利益は更に48%増加して 5兆4900億ドルとなり、大幅な増加となると予測されています。
ちなみに、株価が最高水準だった2021年7月頃の営業利益(4四半期分:約1年分)は2兆7775億ドルとなっており、今よりも低い水準となっていました。すでにあの頃よりも業績はよく、更に今後も伸びる事が想定されているので、株価の上昇も暫く続く可能性が高いとされています。
アマゾンは、他のハイテク銘柄と比べると伸び悩んでいました。それは、最近1~2年の業績がイマイチだったからです。しかしながら、ここ1~2四半期の決算は非常に好調であり、アマゾンの復活が見て取れるような決算内容でした。
ここから、アマゾンの業績は更に回復していくと想定されているので、株価も業績に伴って伸びていくと思われます。
今年は、少し出遅れていたアマゾンの復活が見れるのではないかと思っています。
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