トランプ激怒、株価急落、いつもの展開にw

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10月10日(金曜日)の米国株市場は当初は調子良い感じで推移していましたが、朝起きてみたら大きく下落していました。あれ?って思って確認してみたら、トランプ大統領が中国に激怒して関税を引き上がるとSNSに投稿、中国国家主席の習近平氏との会談も中止を示唆しており、そして中国に対して11月1日から100%の追加関税を掛けると発表していました。

順調に進んでいたはずの米中の協議が危うくなってきたね

中国もやり過ぎな感じもするけど、トランプ氏は恒例のブチ切れだね

トランプ氏と習近平氏は今月末に韓国で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせて会談する予定だったのですが、それが近づくにつれて両国は会談を有利に進めるための圧力を掛けるかのように少しずつ規制などを打ち出してきました。

中国は米半導体製造大手クアルコムによるイスラエルのオートトークス買収について、独占禁止法の調査に着手したと発表しており、これによりクアルコムの買収が阻止(中止)される可能性が出てきました。そこで、トランプ氏は中国で製造された船舶に対して100万ドルの入港税を課す方針を 10月14日から実施する事を表明、すると中国は対向処置として米国船舶が中国の港に寄港する際に特別料金を課す方針を発表しました。

また、中国はレアアースの輸出規制強化を打ち出して、たとえ微量であったとしても中国産のレアアースを含む製品の輸出には中国政府の承認が必要としました。これにより、レアアースが使用された製品は中国が承認しない限り輸出できない事になります。

レアアースは世界中の精密機器に使用されており、あらゆる企業にとって重要な製品です。そしてレアアースの生産量の約 90%は中国で生産されており、世界各国はレアアースを中国に依存していて、中国に支配されていると言っても過言ではないです。

生成AIに必要な半導体もレアアースが無ければ作れません。なので、トランプ大統領はブチ切れて、中国に対して 100%の追加関税を打ち出し、これにより中国の関税は11月1日から追加関税の 100%を足した 130%の関税となります。

米中の貿易戦争が再びぶり返したという事で米国株市場は大きく下落をしましたが、まあいつもの事ですよね。

中国も米国も、どちらも国内の経済状況などを考慮するとお互いに意地を張り続ける事は出来ないです。ただ、だからといって素直に相手の条件を飲むという訳にもいかず、ある程度けん制し合いながら、いずれは妥協点を探っていく事になります。

トランプ氏が設定した追加関税の発動が11月1日となっていて、交渉する時間も少ないので、状況によっては追加関税がいったん発動するかもしれません。ただ、そのうち「交渉が始まった」となって追加関税はいったん停止する事になると思いますよ。

なので、追加関税がひとまず停止されるまでは株価も不安定な状況になっているだろうけど、米中の交渉が始まれば(それに向けて追加関税が停止されれば)、再び株価も状況を好感して上昇していくと思います。

まあ、「相変わらずいつもの展開になっているよね」って感じです。

    

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