株価急落の際に高配当銘柄だから安心とは限らない

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近年の株式市場は好調が続いていますね。世界的に株高の状況が続いており、日本株も米国株も最近の2年~3年は好調な相場が続いています。ただ、いつまでも右肩上がりで上昇を続ける相場はなくて、いずれは下落相場が訪れます。好調な相場が続いている事から少しづつ警戒感を高めている投資家も増えてきましたね。

2年~3年上昇が続いたら、次は下落するみたいな感じが多いよね

相場は波のような感じなので、上がれば下がる時も出てくるよね

相場が下がるとなると出来るだけダメージを和らげるために高配当銘柄などにシフトする投資家も増えていきます。軟調な相場の間は、配当を貰いながら凌いでいこうといった感じになっていきます。

でも、高配当銘柄であれば何でもいいという訳ではないです。

高配当銘柄の中には、株価の下落と減配のダブルパンチを食らう銘柄も出てきてしまいます。守りを固めたつもりが、結果としては思った以上にダメージを食らう事もあるので少し注意が必要です。

景気の動向や不景気の原因によって、多少異なる結果になる事もあるのですが、輸出企業や海運企業、不動産などでは高配当であっても景気の影響を受けて株価が下がって減配にもなるケースがあるので気を付けておかないといけません。

「高配当銘柄=防御力高」とは限らないという事です。

高配当銘柄の投資信託の中には、高配当というだけでポートフォリオを組んでいるものもあるので、ただ配当が高いというだけで組まれたポートフォリオだと、不景気の際には株価の下落と減配の影響を受けて、大きなダメージを受けている事があります。高配当銘柄の投資信託だから安心だという事ではないと思います。

株価の下落を配当でカバーしてくれると思っていても、株価が下がったうえに配当も減配となってしまってはダメージをあまり吸収できておらず、その後の株価の戻りも遅いとじれったい気分になってしまいます。

2007年~2010年の配当金

企業(配当)2007年2008年2009年2010年
日本郵船16円20円5円0円
日本製鉄9円14円3円2円
トヨタ100円140円45円50円

2007年3月末から2010年3月末までの株価の騰落率

2007年~2010年日本郵船日本製鉄トヨタ
株価下落率-61%-56%-50%

高配当銘柄の中には色々な業種の銘柄が混ざっており、不景気に耐性がある銘柄とそうでない銘柄があります。景気敏感株などは配当が高くても景気が悪くなると調子が悪くなるので、本当の意味でのディフェンシブ株などでないと不景気を乗り切るのは厳しくなってきます。

高配当銘柄なので不景気の時は配当を貰いながら株価の下落を耐えていこうと思っているのであれば、その高配当銘柄は本当にディフェンシブ株なのを確認しておいた方がいいと思います。

   

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