今回は、5月2日(金)に行った3回目の大阪万博の体験記です。通期パス(年パス)を購入したので最近は毎週大阪万博に行っています。SNSなどを見ていると、「食べ物が高い」とか「壊れているトイレが多い」とか色々言われているみたいですが、一度行ってみればよく分かると思います。食べ物の値段は高いものを頼まなければいいし、会場内のコンビニや自動販売機は街中と同じ価格だし、そもそも食品の持ち込みが可能だし、トイレもほぼ並ぶことなどなく大量にあります。

行ってみたら楽しそうだね



近場の方は交通費も安いので、一度は行ってみたらいいと思います。
今回は、テックワールドの予約が10時に取れていたので、まずはテックワールドに行きました。テックワールドは実質的には台湾パビリオンです。でも、政治的な理由などで台湾パビリオンとして出展する事ができず、企業パビリオンとして台湾系の企業が出展していますが、台湾パビリオンだと思ってもらったらいいと思います。
この時間帯はテックワールドは予約がなくてもすぐに入れそうな感じでした。朝の9時~10時台は人気パビリオンに行列が集中するので、人気パビリオン以外はあまり並ばなくても入れると思います。



まずは、入り口で腕時計のような端末を装着するんだ





大型の円形スクリーンと大量のスマホ型端末機があるよ





スマホ型端末機も円形スクリーンと連動して映像を映すよ





次に案内される部屋には大型の湾曲ディスプレーで映像が流れるよ



ランの生産でも有名な台湾。本物のランとデジタルのランの展示もあるよ





最後の部屋に、最先端の高画質プロジェクターによる映像があるよ
世界最大・最先端の半導体企業である台湾セミコンダクターを擁する台湾らしいコンテンツとなっていて、台湾の紹介と台湾が誇る半導体による先端技術(映像技術)を紹介しているパビリオンとなっています。
入り口で渡された腕時計式の端末機で心拍数などを測定して、パビリオン内で自分が潜在的(心理的)に興味のあったコンテンツを最後に教えてくれて、その情報のあった台湾の観光地を教えてくれたりもします。
また、最後に日替わりのお土産をくれるみたいです。私の時は2WAYバック(リックサックや肩掛けになる)を配ってくれました。日によって、ハンカチ・キーホルダー・ピンバッチ・ステッカー・エコバック・ポストカードなどを配ってくれるみたいです(いつまでやっているのかは分からないけどね)。テックワールドは30分ぐらいで回れる感じでした。


次に訪れたのは、インドネシア館です。インドネシア館は入り口で無料の試飲コーヒーを配ってくれています。いつまでやっているのかは分からないけど、おもてなしのウェルカムコーヒーという感じのようです。



コーヒーを配ってくれるのは嬉しいよね





インドネシアの自然を再現したゾーンがあるよ





滝も再現されているよ





円形スクリーンでインドネシアの紹介





インドネシアの都市の模型と巨大デジタルスクリーン


インドネシア館は、自国の自然を再現したブースで緑豊かな環境を紹介しつつ、デジタル文化も進んでいるという側面も伝えていました。巨大スクリーンによる画像での紹介映像を流すパビリオンが多い中で、こういった緑豊かな自然をストレートに表現する所を見ていくのもいいなと思います。
次は、飯田グループ×大阪公立大学が共同で出展している共同出展パビリオン(以降は飯田グループ館と省略します)に行ってみました。飯田グループ館では外観に西陣織を使用した贅沢で美しい建物となっています。巨大すぎて写真を撮れなかったので、公式サイトの画像をお借りしてみました。



綺麗な織物のような外観になっているよ





館内の中央には巨大な都市模型があるよ





模型の中には、ミャクミャクが隠れているので探してみよう





自動で心拍・体重・体温などを測定する装置があるよ





測定結果を印刷してくれるよ


飯田館は、未来のスマートホームを展示していて、玄関に自動的に個人個人の毎日の健康状態をチェックする装置を導入して、その人の健康状態にあった空調や料理の提案が出来るようなシステムづくりを目指しているようだね。
飯田館のパビリオンは待ち時間がほとんどなくて、パビリオン自体は15分ぐらいあればみれるけど、健康状態測定の体験は30分ぐらい並ぶ必要があります。健康状態測定をやれば時間が掛かるけど、それをやらなければスッと回れるパビリオンですね。
次は、軽く何かを食べようと思ってセルビア館のカフェに行ってみました。ここで、「チェヴァピ・サンド:¥880」と「ピタ・サ・メソム:¥780」と「ヴァニリツェ:¥300」を購入して、テイクアウトして近くのベンチに座って食べてみました。



セルビア館のカフェのメニュー表





チェヴァピ・サンド:¥880





ピタ・サ・メソム:¥780





ヴァニリツェ:¥300


チェヴァピ・サンドは、ケバブ風の長細いつくねみたいなものをピタ(平たい薄いパンみたいなもの)で挟んだサンドイッチというかホットドックみたいな感じのもので、ピタ・サ・メソムはミートパイなみたいなもので、ヴァニリツェはホロホロのクッキーにジャムを挟んだ感じのお菓子でした。どれも美味しかったし、比較的お安い値段だったので良かったです。
食べ終わった後は、インド館に行ってみました。インド館は万博がオープンしても未完成のままで、ずっと工事中だったのですが5月になってようやくオープンしたパビリオンです。



まずはスタッフの方がパビリオンの説明をしてくれます





映像でインドを紹介





美術品の展示もあるよ





悟りの樹だよ


インド館は、見た目は大きな建物なのだけど、中はそれほど広いというほどでもなく 10分もあれば見て回れるよ。まだオープンしてばかりで入場方法を試行錯誤しているみたいで、初日は整理券を配って入場制限をしていたのだけど、私達が行った日は並び列が一定数になったら列に並ぶのを規制(中断)して、一定数が入場したら入場した人数分が再び並べるようになっていたよ。
インド館は、建物から通路(パビリオンの敷地外)までの距離が短くて、入り口から人があまり並べないような構造になっているんだ。なので、沢山並んでしまうと通路まで列が出てしまうので、入場列の規制などの対応を行って列が長くならないようにしているみたい。
なので、5分おき(5分おきぐらいに入場していく)に入場列に並ぶのが開始されて、人数が集まれば入場列に並ぶのを規制(中断)するのを繰り返していたので、インド館に行った時に入場規制していても、暫く待つと並べるようになっていたよ。今後は、どのような並び列にするのか分からないので、行った時に確認してみてね。ちなみに、私が行ったときは 10分ほど列に並んで待っていたら入場できるぐらいだったので、列にさえ並べれたら入場するまでは時間が掛からなそうだったかな。
次に行ったのはEU館(欧州連合)です。ここは小さなパビリオンで、あっという間にみてまわれます。



欧州連合のパビリオンだよ





自動枯山水のロボットが置いてあるよ


EU館は、ほとんど並び列もないし、パビリオン内も小さくてすぐに回れるので私の場合は 3分ぐらいで見て回れたよ。EU館は、パビリオン自体は空いているんだけど、パビリオンの前にあるキッチンカーで数時間おきにEU食材と日本食材を融合した料理の試食配布をやっていて、それが人気があって行列となっている時があるんだ。私達も試食を貰ってみたよ。
キッチンカーのスタッフに聞くと試食の時間を教えてくれるので、その時間にキッチンカーのところにいると試食を貰えます。開始時間まで行列を作る事ができず、時間になったら適当にお客同士で列を作る事になります。ただ、その場にいる人がもらえる分量は充分にあるみたいので、焦らずにキッチンカーの前に列ができだしたら並んでおけば試食を貰おう事が出来るよ。
試食が配れる時間まで30分ぐらいあったので、EU館の周りにある小さなパビリオンに行って時間をつぶしてみたよ。まずは、すぐ近くにあるカンボジア館に行ったんだ。カンボジア館は並ぶこともなく、館内も 5分ぐらいで見て回れる感じだよ。



パビリオンの入り口は白を基調とした可愛い感じだよ





遺跡のレプリカや稲作などでカンボジアの風景を再現してるよ


次は、チリ館にいったよ。ここも並び列は全くなく、展示物も少ないのであっという間にみて回れるよ。私は 1分ぐらいで見て回れたよ。時間をつぶすほどの時間も掛からない(笑)



訪れる人も少ないんだよね





マジで展示物が少ないんだよな


次は、セネガル館に行ったよ。ここも待ち時間もなくて、館内も 3分ぐらいで見て回れたよ。ここは展示物の説明が全部英語なんだ。なので、英語が出来ない私達は何の展示なのかよく分からない(笑)。なので、普通に展示物はあったけど、読めないからサクサク進んでしまった。そして、ここの面白い所はお土産屋の値札が全くない点。日本語を話せない外国の店員さんと自力で値段交渉して購入するというなかなかスリルのあるお土産屋さんなんだよな。



レッツゴー、セネガル館





英語が分からないから、何を書いているのかさっぱり分からん





相場がさっぱり分からないよ(笑)


まだ時間があったから最後はバングラディッシュ館に行ったよ。ここも待ち時間はなくて、館内も3分ぐらいで観れたけど、小さなパビリオンの割には結構展示物も多く置いてあって、バングラディッシュを日本の方々に知ってもらいたいという気持ちが強く表れていたパビリオンだったと思うよ。



国旗をモチーフにした外観だね





パビリオンの中央は都市の模型や文化を紹介したケースがあるよ





サイドには民芸品などが多数展示してあるよ


さて、色々と近くの小さなパビリオンを巡っているうちに、EU館の試食の時間になったのでEU館の前にあるキッチンカーに戻って、配布していた試食を貰ったよ。



時間帯によって配っている試食が違うみたい





クランベリーと豆腐の和え物を頂いたよ


次はチェニジア館に行ってみました。ここも小さなパビリオンなんだけど凄く工夫をしていて、小さいながら良いパビリオンだったよ。いくつかの部屋に入っていくのだけど、全面方向映像スクリーンになっていて映像も迫力があるし、通路の奥には小さな穴があって、そこを覗けばスターウォーズの映画のワンシーン(ロケ地だったみたい)がみれたりと面白い仕掛けもあってワクワクするよ。
通路の次の部屋も全面スクリーンになっているのだけど、この部屋は映像がエンドレスに流れているんだ。一通り見終わったら部屋を出てもいいのだけど、何も説明がないからみんなどうしていいのか分からないから、映像をずっと見ているのだけど、映像が2~3周すると「あれ?エンドレスだな??」と気づいて、出口を探すんだ。触ったら開く自動ドアがあるから、自分で開けて部屋から出てね。
最後の部屋にはお土産屋さんとカフェ(売店)みたいなのがあって、そこで現地の料理やスイーツを売っているのだけど、値段は書いてあるけど商品名が書いてないから何なのか全く分からない。そして、店員さんは日本語が話せないという万博あるあるバージョンなので、勢いで買うしかない(笑)。



綺麗なイメージ映像が流れるよ





この通路の奥に小さな穴があるから、覗いてみてね





この部屋はエンドレスに映像が流れるから終わったら自分で出てね





売店で何か売っているけど、値段以外は何も分からない





スイーツも何か分からないから、スマホで調べる事も出来ない(笑)





とりあえず、適当に買ってみた


店員さんとお互い片言の英語で話し合った結果、右側はデーツが入ったスイーツで、左側はハチミツが掛かったスイーツという事だけは分かった。ちゃんと説明してくれたんだと思うけど、中学生レベルの英語能力の私達は簡単な単語しか分からないんだな(笑)。
ここには大きな円形のテーブルがあって、座って食べれるスペースがあるからそこで落ち着いて座って食べる事ができるよ。買ったスイーツのお味はというと美味しかったよ。左側は素朴な感じのスイーツで、右側はピーナッツクリームみたいな感じの味がする柔らかいクリーム状のスイーツだったよ。お値段も良心的だし、他の物も食べてみたいと思ったかな。
最後に外に出る通路には、お花が垂れ下がっていて凄く良い香りがするんだ。これの香りがパビリオン全体に広がっているからチェニジア館は凄く良い香りが広がっているよ。



めっちゃ良い香りがして何度も通りたくなるよ





そして、最後に謎の小部屋があるよ


香り高い通路を通って、そのまま外に出てしまいそうなんだけど、ふっと横を見ると小さな通路があって、そこに隠れるように小部屋があるんだ。フカフカのソファーと両国の国旗が飾ってあって、ここに二人で座って握手をすれば、国家元首ごっこが出来るよ(笑)
チェニジア館は、小さめのパビリオンながらも工夫を凝らしていて、映像の部屋も上手くできているし、カフェ(売店)のシステムも外国らしくて面白いし、良い香りがパビリオン中に広がっていて心が落ち着く感じだし、万博にいったら是非訪れて欲しいなと感じるパビリオンだったよ。チェニジア館は待ち時間が 10分ほどあって、館内には飲食時間も含めて 30分ぐらい居たよ。
さて、このあともまだまだパビリオンを回っているのだけど(チェニジア館を出た時点でまだ 14時半ぐらいだった)、ちょっと長くなってきたので続きは次回のブログにでも。
皆さんも、興味のあるパビリオンがあれば、万博に訪れてみてね~。




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