世界最大の企業(時価総額最大の企業)に長年君臨してきたアップルとその座を最近は争い続ける事が出来るほどの巨大企業に成長したエヌビディア。エヌビディアによって各企業の株価が左右されるだけでなく、株式市場全体の流れをも動かす程の影響力を持つほどになっているよね。

エヌビディアがこんなに巨大な企業になるとは思わなかったね



時価総額世界トップになるほどとは多くの人達が思っていなかったよね
今後の社会において一気に普及していくのではないかと言われている生成 AIなどの AI技術を動かす際に、必需品とも言われている半導体(GPU)において、その性能でエヌビディアは他社を圧倒している事からエヌビディアの半導体を手に入れる事が今後の AI社会で勝ち上がるための必須条件のようになっていますよね。
なので、多くの企業が我先にとエヌビディアの半導体を手に入れようと躍起になっており、エヌビディアと提携するなどしてエヌビディアの半導体を有利に仕入れる(いち早く仕入れる)事が出来るように努めていたりしていますね。
今や AI業界を支配しているともいえるぐらいの力を持つようになったエヌビディアは、その豊富な資金力を背景に今後の AI社会において成長していきそうな有望な企業へ出資するなどして更に影響力を高めようとしています。
そんなエヌビディアに見初められてエヌビディアの投資対象となった企業の株価は大きく上昇する事が多く、また逆にエヌビディアが手を引いた(一時的に株式を手放した)企業の場合は大きく下落するなどしており、エヌビディアの動向が各社の株価への大きく影響しています。
先週に、エヌビディアが発表した内容によると、新しく保有を開始した(新規の投資を始めた)企業が2つあり、中国の自動運転開発企業のウィーライド(WRD)とオランダのAI企業のネビウス・グループ(NBIS)を株式を取得したようですね。
エヌビディアが株式を取得したと分かった次の日の株価は両者とも上昇しており、特に中国の自動運転開発企業のウィーライドは 83%もの大幅上昇をしていました。
逆に、エヌビディアが保有していた株式を全て売却していたと分かったサーブ・ロボティクス(SERV)は 40%下落、サウンド・ハウンドは 28%下落、ナノエックス・イメージングは 11%下落と、それぞれ大幅下落となっています。
エヌビディアが株式を購入したからといって、その企業(購入された企業)がエヌビディアのGPUを優先的に受け取れるという訳ではないです。ただ、エヌビディアが選んだという事はその分野においてトップを取る可能性がある、またはその分野・業界が大きく成長する可能性が高いと判断しているからこそ、株式を購入しているようです。
今後、まだ成長途上で今後の成長が見込まれている業界において、AIの導入によって更に急ピッチで成長する可能性のある業界のリーディングカンパニーなどに投資をしておくと、AIの発展と共に大きく伸びていく可能性があるという事と、そういった企業であればエヌビディア自体がその企業に投資をする可能性もあるので、今の内から少しずつ気になる新興業界・新興企業に投資をしていくのも面白いと思います。
私がオーロラ・イノベーション(トラックの自動運転開発企業)やテラドック(遠隔医療企業)などに投資をし始めているのもこういった事を念頭に置きながら、もしかしたら面白いかもといった感じで投資をしています。
特に、オーロラ・イノベーションは今年の1月にエヌビディアと提携をしており、エヌビディアが自動運転技術の開発をアシストし始めているので、実際に株式を購入するかもしれないという期待もあります。
名も知れぬ小型株を買う魅力って、こういった宝探しのような楽しさがあるのだと思います。手堅い投資をする事も大切な事だと思うのだけど、ポートフォリオの中にちょっとしたスパイスを効かせながら投資を続けていくのも楽しいと思いますよ。
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