皆さん、ゴールドラッシュは知っていますよね。新しく金が発見された地へ、金脈を探し当てて一攫千金を狙う採掘者が殺到する様子がゴールドラッシュだよね。儲かると思えるものには、あっという間に人々が群がっていき、我先にとお金儲けに勤しむんだよね。
AIブームは現代のゴールドラッシュみたいだね
AIはこれから普及していきそうなので、皆が我先にと導入していますね
ゴールドラッシュの金鉱は、掘り当てれば大きいけど、当たらなければ全然儲からないビジネスなんだよね。それでも人々は、金鉱を探し当てる事を夢見て参加していくんだな。でも、ゴールドラッシュの時に一番儲かったのは、金鉱を掘りに行った人々ではなく、そんな人々に金鉱を掘るためのスコップやツルハシ、バケツ、ジーンズなどの道具を売った人々なんだよな。
ゴールドラッシュのスコップの話は有名な話題なので、投資家であれば一度は聞いたことがあるんじゃないかな。
さて、現代のゴールドラッシュと言われているAIブーム。
そのAIブームにおいて、ゴールドラッシュのスコップとなるものはエヌビディアのGPUであるという事は多くの人々が知っている事でもあると思うんだ。確かにその通りだし、エヌビディアは現代版ゴールドラッシュのスコップであると思うよ。
でも、ゴールドラッシュに必要なものはスコップだけでなく、バケツやジーンズなど他にも金鉱を掘るために必要なものがあるように、AIブームにおいてもスコップとされるエヌビディアだけでなく、バケツやジーンズになるような企業があるよね。
それがクラウド企業だと思うんだ。
AIを導入するのにクラウドが必ず必要となってくるんだ。そのクラウドは、世界中でも限られた企業のみがシェアを握っていて、上位企業が独占的な感じになっているんだな。
クラウド世界シェア
順位 | 企業名 | シェア |
---|---|---|
1位 | アマゾン | 31% |
2位 | マイクロソフト | 24% |
3位 | グーグル(アルファベット) | 11% |
4位 | アリババ | 4% |
5位 | セールスフォース | 3% |
6位 | IBM | 2% |
7位 | オラクル | 2% |
アマゾン、マイクロソフト、グーグルの3強が圧倒的な強さを見せていて、4位以下は団子状態の混戦模様で抜け出せない感じになっているんだな。
データセンターへの設備投資には莫大な資金が必要となるし、なおかつ最先端のAIに必要なエヌビディアの最新のGPUを手に入れようと思うと更に資金力がモノをいうし、エヌビディアにとっても「より多く、より高く」買ってくれる企業を優先するだろうから、どうしても上位陣が優位になっていくんだよ。
AIを使うのであれば、クラウドが必須になっていくし、そしてそのクラウド業界を支配しているのがアマゾン、マクロソフト、グーグルなので、これらの企業はAIブームにおいて各企業がAIを導入すればするほどクラウドを利用してくれるので、ゴールドラッシュのバケツやジーンズのように必要不可欠なものになっていくんだよね。
AIブームにおいて、アマゾンやマイクロソフト、グーグルはゴールドラッシュのバケツのように、地味だけど確実に稼いでいく事が出来る企業なんだと思うよ。
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