資産が分からない時はどうしたらいい?

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私達の世代(40歳台~50歳台)になると、親がそれなりの高齢になってきていて、万が一の際には遺産を相続をすることになります。そうなると、どこに資産があるのかを確認しないといけないのですが、実際に親がどこの銀行や証券会社に口座を開いているのかを事前に確認している人は少数派だと思います。

親のメイン口座なんて知らないよ

ちょっと聞きにくい話題ですよね

実際に相続をする際に、親がどこの口座を使っていたのかをどうやって確認したらいいのだろうか?

相続時の財産を調べるには、自分で調べる方法と専門家(税理士・弁護士・司法書士)に依頼する方法があります。専門家に依頼すると楽ですが、数十万円の費用が必要となります。なので、費用を抑えたい方は自分で調べる事になります。

まずは、「貯金」から。

貯金の場合は、地道に調べる必要があります。

通帳やカードを探すのはもちろんですが、郵便物(銀行からの通知等)や日記や手帳、カレンダーなども確認しましょう。そこに銀行への入金日や振り込み日を記入している場合もあります。

また、パソコンやスマホの確認は必ずしておきましょう。パソコンやスマホには、銀行のアプリがインストールされていたり、閲覧履歴をみると銀行のサイトにアクセスしている記録が残っていたりするので、パソコンやスマホの確認は重要です。親世代であれば、大抵は紙などにパソコンやスマホの暗証番号(ロック解除番号)を記入して保管していると思うので、それらも探していきましょう。

そして、利用銀行を確認出来たら、それぞれの銀行に残高証明書の発行を依頼して、死亡時の残高を確認しておきましょう。

次は、「証券口座」です。

証券会社の口座は、銀行のように通帳がないし、カードなども発行していない証券会社が多いです。親が証券会社の口座を保有していないだろうなと思っていても、念のために調査はしておいた方がいいです。

証券会社の口座については、証券保管振替機構(通称ほふり)に問い合わせて調査をしてもらいましょう。

6050円の手数料を支払う事で、対象者の開設している証券口座を確認する事が出来ます。ただし、どこの証券口座を持っているのかの確認が出来るだけなので、どんな株を持っているのかなどの内容は各証券会社に個別に照会を掛けて確認する必要があります。

そして次は、「保険」です。

保険も証書を探せばいいのですが、見つからない場合や抜け落ちている場合もあるので、保険に関しては調査を依頼しましょう。

「生命保険契約照会制度」というものがあり、一般社団法人生命保険協会に依頼する事で、死亡した人が加入している生命保険を調べてもらう事が出来ます。マイナーな保険会社でなければ、ほとんどの保険会社が加入しているので、こちらで調べておくと安心です。3000円の費用で調べる事が出来るので、調査依頼したほうがいいと思います。

最後は、「借金」も確認しておきましょう。

もしも借金がある状態で相続した場合は、遺産だけでなく、負債(借金・ローンなど)も引き受ける事になります。都合よく、遺産だけを引き継ぐという事は出来ません。なので、遺産よりも負債の方が多いと相続する事によって借金を背負う事になります。ゆえに、大丈夫だと思っても必ず借金の確認もしておきましょう。

借金についても、まずは契約書や郵便物、日記等の確認や通帳の支払い履歴、パソコン・スマホの確認などを行っていきしょう。そして、そのうえで信用情報機関に情報開示請求をして、消費者金融の利用やローンなどがあるのかを確認していきましょう。

借入先の種類によって信用情報機関は3つに分かれているので、3つの信用情報機関に調査依頼をする必要があります。ただし、個人間の貸し借りや一部の連帯保証契約、奨学金などは含まれませんが、大抵の借入金はこれで調べる事が出来ます。

信用情報機関対象調査先
株式会社日本信用情報機構(JICC)消費者金融
全国銀行個人信用情報センター銀行
株式会社シー・アイ・シー(CIC)クレジットカード

この3つの信用情報機関に調査依頼をして、調べておきましょう。調査費用はそれぞれ1000円~1500円程度です。

このようにして、「貯金」「証券口座」「保険」「借金」について調査をしていきましょう。

ただ、色々と大変だし、特に貯金に関しては自分で家を探す以外に有効な調査方法がないので、探し漏れる可能性もあります。なので、出来れば事前にどこの口座を持っているのかぐらいは確認しておく方がいいのではないかなと思います。

親とお金や遺産、相続のお話をする機会を作る事も大変かもしれませんが、分からないまま相続の手続きになってしまうと、非常に苦労する事になります。

「まだまだ先の事だと思うけど、万が一の時に、どこに口座を開設しているのかが分からないと調べる事も出来ないから、とりあえずどこの銀行に口座を開いているのかのリストだけでも作ってくれないかな」とお話しておいて、銀行口座のリストをもらっておいた方がいいのではないかなと思います。

    

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