時価総額が世界1位となって話題を振りまいていたエヌビディア。そのエヌビディアは、三日天下どころか時価総額1位になってわずか1日でその座を再びマイクロソフトに引き渡し、時価総額1位をピークに連続で下落を続けています。
凄い勢いで下げているね
エヌビディアは下げる時は大きく下げますからね
時価総額1位になった後に、-3.5%、-3.2%、-6.6%と3日連続で大幅下落となっており、3日間合計では14%も下落しているという久しぶりの大幅な下落幅となっていました。この3日間で時価総額が4300億ドル(約68兆円)という膨大な金額が消え去っており、1企業として3日間の下落で消失した時価総額としては過去最大となっています。
めっちゃ下がっているエヌビディアですが、それは最近の下落幅が大きいだけであり、例えば今月(6月)の騰落率をみてみると、最近は大きく下落をしていても今月(25日時点)はまだ6.3%も上昇しており、大幅下落しても何も問題ない水準となっています。
ちなみに年初からの騰落率をみてみると、138%上昇(1.3倍)となっており充分過ぎるほどの成長性を見せています。
さて、最近は少し調子のよくないエヌビディアですが、この銘柄は下げる時は大きく下げる銘柄です。大きく上昇している所がよくクローズアップされていますが、反対に大きく下落する局面もしばしば訪れているので、保有するのであればかなり根気のいる銘柄だと思います。お
エヌビディアは振れ幅が大きく、株式市場が暴落した時のエヌビディアの株価の推移をみるとこのようになっています。
年度 | 出来事 | 騰落率 |
---|---|---|
2018年 | クリスマスショック | -57.5% |
2020年 | コロナショック | -42.9% |
2022年 | 米国金融引き締め | -68.8% |
なかなかハードな下落率になっていると思います。株価が半分ぐらいになるのは当たり前であり、最近の2022年に至っては半分どころか7割近くも株価が下がっているので普通の精神力ではホールドを続けるのが非常に厳しい状態です。
この2022年の時にエヌビディアの株を保有していたら、100万円投資していたら30万円に、300万円投資していたら90万円に、500万円だったら150万円に、1000万円だったら300万円に、という具合に大暴落となっているので、その当時に投資をしていて今でも保有している方々は素晴らしいと思います。
こうやってみると、最近の14%程度の下落なんてエヌビディアからすると通常運転レベルの下落幅という感じになりますよね。なので、エヌビディアの株式を保有する場合はかなり強い胆力が必要となっていきます。
アナリスト達の想定も、短期的な大幅下落があったとしても当面はエヌビディアの強さは際立っており、現在の生成AIの需要を考えればエヌビディアの上昇余地はまだあるとしている所が多いみたいで、アナリストの9割近くがエヌビディアを推奨しているようです。
今年だけでもすでに大きく上昇しているエヌビディアは、何かしらの下落材料があると利益確定が集中して他の銘柄以上に大きく下落をしていくと思います。ただ、その場面を耐えしのげば明るい未来が待っているのではないかなと思います。
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