米国株に投資する際に皆さんがよくご存じなのは、ニューヨーク証券取引所やナスダック証券取引所だと思います。ニューヨーク証券取引所は、世界最大の証券取引所であり、多くのグローバル企業が上場しており、個別企業株を中心に、3,200超の銘柄が上場しています。
そして、ナスダック証券取引所は1971年に世界初の電子株式取引所として設立された世界最大の新興企業向け証券取引所です。世界的に有名な大手ハイテク企業が上場しており、マイクロソフトやアマゾン、グーグルなどの名だたるテック企業が上場している市場となります。
最近はナスダックに勢いがあるよね
ネット社会に欠かせない企業が多いよね
米国株には、ニューヨーク証券取引所やナスダック証券取引所以外にも、証券取引所があります。その1つがNYSE American(旧アメリカン証券取引所)です。
NYSE Americanは、米国のニューヨーク州にある証券取引所で、中小型株やETF(上場投資信託)、オプション取引などを中心に取り扱っています。米国で2番目に大きかったアメリカン証券取引所(American Stock Exchange,AMEX)を起源とし、いくつかの名称を変更しながら2017年7月に現在の名称になりました。
NYSE American(旧アメリカン証券取引所)は、1921年に設立された歴史ある証券取引所で、上場投資信託(ETF)の取扱いに強みがあります。1993年に全米初のETFであるS&P500に連動するETF(SPDR:S&P500[SPY])を上場しました。2008年に NYSE EURONEXTにより買収され NYSE Alternex USと改称後、NYSE Amexに再度改称。2012年に NYSE MKTへ、2017年に NYSE Americanに改称されています。
そんなNYSE Americanですが、日本の証券会社ではあまり取り扱いがなかったのですが、楽天証券で5月9日より取り扱いが拡大して、NYSE Americanに上場している97銘柄が取引できるようになったようです。
日本にいると馴染みがない米国の中小企業が取引できるようになっています。中小企業から大きく育って大企業の仲間入りを果たすような企業に投資をして爆益を狙いたい人にはありがたいかもしれませんね。
癌治療のために、骨髄移植・CAR-T細胞療法などの自家T細胞を用いた細胞療法や、抗体放射コンジュゲートなどを開発するアクチニウム・ファーマシューティカルズ(ATNM)や、米国内で高度看護施設・サポート型生活支援施設・自立型生活施設・在宅介護・ホスピス機関・行動医療機関を運営するナショナル・ヘルスケア(NHC)など、将来性を期待されている企業などがあります。
それ以外にも、半導体関連銘柄のインテスト(INTT)や情報処理サービスのイシュア・ダイレクト(ISDR)、同じく情報処理サービスのディシジョンポイント・システムズ(DPSI)などの成長企業も上場しています。
無名の企業に投資をして、大きく成長するのを楽しみたい人にはNYSE American市場の銘柄取り扱い拡大はうれしいニュースかもしれませんね。
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