私は、基本的には爆益銘柄が好きです。なので、過去にも爆益を期待して購入した銘柄が幾つかあります。爆益銘柄って、宝くじと同じで購入する時はメッチャ楽しいのですが、結果発表の頃には「何でこんな銘柄買ったんだ?」ってなりますよね。
目指せ爆益!10倍銘柄щ(゚Д゚щ)カモーン
爆上がりしている時の爽快感がたまらないですよね
爆益銘柄って、買う時は良い未来しか浮かばないですよね。「需要が急拡大する」とか、「新しい技術で市場を独占できる」とか、とにかく夢があるんですよね。
しかし、夢は覚めるもので、しかもそれが悪夢だったら最悪なんですよね。
という事で、では私が購入した銘柄でヤバかった銘柄達のお話です。
爆益銘柄は当たればデカいが、外れれば爆死
大きな成長性に期待してグロース株に投資をしている人も多いと思います。その中でも、ハイパーグロース株とよばれている銘柄などは、安定感は全然ないけれどツボにハマった時の破壊力は抜群であり、爆益銘柄と呼ばれる事もあります。
相場は好調な時は、色々なグロース株に多くの投資家の視線が集まり、数多くの爆益銘柄候補たちが話題に上がっていきます。
こういった爆益銘柄は当たればデカいけど、外れたら爆死するという極端な銘柄ですよね。
私が投資した銘柄の中にも、爆益を夢見ながら夢半ばで敗れた銘柄が多くあります。上手く逃げれた銘柄もあれば、爆撃が直撃した銘柄もあります。そんなヤンチャな銘柄達をチャートなどをみながら、振り返ってみましょう。
たまたま上手くいった銘柄
爆益を期待して投資をしていた銘柄の中に、遠隔医療銘柄がありました。今後の技術の発展と高速ネット回線の普及によって、遠隔ビデオ通話診察などの遠隔医療には未来があると思って投資をしていました。
そこで、中国の遠隔医療銘柄の平安健康医療(香港市場:01833)と米国の遠隔医療銘柄のテラドック(TDOC)に投資をしていました。
平安医療健康(購入時が緑〇、売却時が赤〇)
平安健康医療は、2020年2月28日に77.5香港ドルで1500株購入して約165万円の購入金額だったのですが、2020年6月26日に116香港ドルで全株売却して、売却金額は237万円でした。
その後の値動きをみてみるとボロボロに下がっているので、上がっているうちに逃げて良かった銘柄ですよね。
平安健康医療の現在の株価は低迷しており、高値から下落率は87%と大暴落しており、私の買値から考えても76%の下落となっているので恐ろしいですよね。
平安健康医療と同じように米国を中心に遠隔医療をしているテラドックにも投資をしていたのですが、テラドックも辛うじて逃げ切れました。
テラドック(購入時が緑〇、売却時が赤〇)
テラドックは、2020年3月12日に135ドルで70株を99万円で購入した後に、2020年6月25日に200ドルで70株を約150万円で買い増しして、合計で249万円分を購入したのですが、2020年11月30日に192ドルで全株売却して278万円でした。
テラドックも平安健康医療と同じく利益確定したのですが、その後の値動きをみていると暴落しているので、ちゃんと逃げれて正解だったなという感じです。私が売却後には更に株価が急上昇しており、「ちょっと売るのが早かったかな」とその当時は思ったのですが、今になって振り返ってみれば握り続けなくて良かったなと思います。
テラドックも高値からの下落率は93%となっており、私の買値(平均購買単価167.5ドル)から考えても87%の下落となっているので、大暴落していますよね。
これらは、たまたま上手く逃げれたのですが、逃げ遅れて損失を出した銘柄も当然いくつかあります。
損失を出した銘柄達
コインベースという銘柄をご存知でしょうか?仮想通貨取引所大手の企業で、ビットコインなどの仮想通貨の盛り上がえりと共に非常に期待されて上場した銘柄でした。
仮想通貨自体に投資をするよりも取引所に投資している方が安定しているかなと思えたのと、仮想通貨が盛り上がれば当然取引所の利益も伸びていくと思って投資をしました。
コインベース(購入時が緑〇、売却時が赤〇)
コインベースは、上場した直後の2021年4月16日に338.7ドルで27株を約100万円で購入したのですが、2021年4月22日に312ドルで全株売却して90万円でした。
上場直後の最高値水準で購入してますよね。話題になっていて皆がワクワクしながら投資をしていた時期です。私もワクワクしながら投資をしていたのですが、その後に下落をしたので損失が拡大しないうちに10%程度の損失で損切りしておきました。
コインベースは高値からの現在の株価の下落率が58%となっており、半値以下になっています。私の買値からの下落率も56%と半値以下になっています。
コインベースは、ビットコインの上昇を受けて最近は株価が上昇しているのでまだマシですが、2023年1月頃の最安値水準が32.5ドルだったので、一番下がった時には91%ほど下落をしていたのでコインベースも恐ろしい程に暴落していましたね。
他には、ウィズダムツリー中国株ニューエコノミーファンド(CXSE)というETFをご存知でしょうか?
中国版ナスダックを想像してもらえばイメージしやすいのかなと思いますが、中国の民間企業に投資をしているETFです。中国は政府が一定割合の出資をしている企業が多く、そのような企業を国有企業と呼んでいます。中国の国有企業を排除して、民間企業を中心に投資をしており、中国のハイテク銘柄が多く含まれています。
中国の成長性に期待して投資をしたのですが、その後の政府のIT企業への規制強化や政府の企業運営への介入などを嫌気して中国株市場から欧米機関投資家の資金が抜けていった事から中国株市場は大きく低迷しています。
中国株ニューエコノミーファンド(購入時が緑〇、売却時が赤〇)
CXSEは、2021年2月9日に76.4ドルで441株を約355万円で購入して、その後に2021年3月9日に65.5ドルで430株を308万円で買い増しして合計663万円分を投資していたのですが、2021年7月27日に57.3ドルで損切りする事になり、約550万円で売却しました。
CXSEは、高値からの下落率が67%となっており、私の買値からの下落率も同じぐらいです。相場が盛り上がっていた時に投資をして痛い目にあった投資先ですよね。
こうやって、平安健康医療やテラドック、コインベース、CXSEのチャートをみていると、ハイグロース株を握り続けていると立ち直れないぐらいの暴落に巻き込まれる事があるという事が分かりやすいと思います。
そもそも話題になって相場が盛り上がっている時に購入している事が多いので、そりゃあ高値で購入している事になりますよね。そして、そのまま高値で保有して続けていると高確率で痛い目にあってしまいます。
浮き沈みの激しい銘柄は、「いずれはプラ転するだろう」と変に楽観的に考え過ぎずに、一定の下落水準にまで来たら逃げる事も必要ですよね。
逃げ損ねた銘柄
投資した銘柄の中には、逃げ損ねた銘柄があります。それが「アリババ」です。
NISA口座で購入したアリババは、含み損が出ても「せっかく非課税になるNISA口座で保有している分を売却するのは勿体ないから、利益が出るまで待ってから売却しよう」という浅はかな目論見を持っていた為に、塩漬け状態となり、アリババ株は下落に下落を続けた結果、今更売るに売れないぐらいにボロボロな状態になってしまいました。
アリババ(購入時が緑〇、現在の評価額が赤〇)
アリババは、2020年11月04日に279香港ドルで600株を228万円で購入(私と妻の2020年度分NISA口座)して、2020年12月29日に216.8香港ドルで400株を117万円で購入(妻の2021年度分NISA口座)して、2020年12月30日に234.2香港ドルで300株を95万円で購入(私の2021年度NISA口座)しました。
平均購入株価が249.5香港ドルで合計440万円分を私と妻のNISA口座で購入しているのですが、現在のアリババの株価は71.65香港ドルとなっており、評価額も169万円なので、買値から61%も減少している事になっています。買値から半分以上も飛んでしまった事になりますよね。
ここまでくると、もはや手の打ちようがなく、ただただ見守る事しか出来ません。塩漬け状態というよりも発酵していて腐敗臭がしている状態ですよね。
まとめ
私が投資をしていたグロース株の中で、ヤバいぐらいに暴落している銘柄達をご紹介したのですが、こういった銘柄は沢山あると思います。話題になっている時には楽天的な意見しか目につかず、投資している方々も右肩上がりの爆益を信じて投資をしています。
ただ、こういった銘柄は話題になっている時には実力以上に急上昇している事が多く、実力以上の価値が付いている株価はいずれ大きく下落をしてしまいます。
実力以上に株価が上がっている株をしっかりと見極める事が出来ればいいのですが、好調な相場の時にそういった事を見極めるのは意外と難しく、高値圏で株を買ってしまう事が往々にしてあると思います。
なので、浮き沈みが大きいけれども成長性を期待されているグロース株などは、一定の水準にまで下落をしていくようであれば、見限る事も必要だと思います。
損失を確定させるという事は痛みを伴いますが、その痛みは将来の更なる大きなダメージを回避する先行投資でもあるのだと思います。
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