昨日の米国株式市場は大きく下落をしていましたね。ダウは1.2%下落、S&P500は1.3%下落、ナスダックは1.8%下落となっており、総崩れの展開となっていました。
大きく下げると不安になるよね
8月・9月と下げていたので、10月も下げると厳しいですよね
長期金利が上昇を続けているのが株価の下落を誘発しています。長期金利は4.8%を突破しており、2007年以来の高い水準となっています。市場は、FRBが更なる利上げを行う事を想定し始めており、金利の高止まりも長く続くと考えているようです。
労働市場が依然として力強い事も長期金利を上昇させる後押しとなっており、昨日発表されたJOLT求人異動労働調査では、市場予想が880万人だったのですが結果は960万人と大幅に上回っており、依然として力強い労働環境がFRBの利上げの判断を強める結果となると想定された事も株式市場が下落する要因となっていたようです。
下落が続いている事で絵投資家の不安も高まっているようで、恐怖指数は12%上昇しており、Fear & Greed Index(恐怖と欲望のインデックス)は17ポイントで「EXTREME FEAR」となっており、極度の恐怖状態になっています。
ダウは、このところの下落で年初の水準を下回ってしまっており、今日の時点でダウの年間リターンがマイナスに突入しています。S&P500は、年初の頃と比べてもまだ10%ほど上回っている水準となっているのですが、今後の下落具合によっては、年間リターンもマイナス成長となってしまう恐れがありますね。
長期金利の上昇が何処まで行くのか? このまま上昇を続けて5%の大台を突破してしまうのか?
金利の高止まりが続いていくようであれば、株価の下落も続いていく事になりそうなので、暫くは金利の動向に目が離せない展開となっていますね。
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