時価総額トップ10への投資が安定している

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個別株を購入する際に、どんな基準で銘柄を購入していけばいいのか?

高配当の銘柄を中心に購入したり、ブランド力を重視して購入したり、将来の成長性を考慮して購入したり、投資家それぞれによって様々な考え方や手法があると思います。

私は有名企業が中心かな

私は成長企業が好きですね

保有する株を選ぶ基準のひとつとして、時価総額を目安に購入する方法があります。この時価総額のトップ企業を中心に購入していき、一定のルールに従って入れ替えをするという方法は意外と良い方法なのではないかなと思います。

今回は、時価総額トップ企業を購入する投資方法についてのお話です。

目次

時価総額上位を購入する

個別株を購入する際には、色々なルールを設定して購入していくと思います。今回ご紹介する投資方法は、世界の時価総額トップ10の企業を購入していくというシンプルな投資になります。

世界の時価総額1位~10位の企業をすべて購入していき、購入した企業が時価総額トップ10から脱落したら保有株から外して、新しくトップ10にランクインした企業を購入する。

こんな感じで常に上位10社を保有しながら、トップ10が入れ替われば組み入れ銘柄を変えていくという方法です。

純粋に世界の時価総額トップ10だとサウジアラムコなどの日本では買えない銘柄が入っている場合もあるので、米国株や米国市場で購入できるADR(中国株や台湾株など)での時価総額トップ10を購入していく事になります。

誰もが知っている有名銘柄ばかりであり、世界で最も強い10社が集まった最強のエリート企業のポートフォリオが出来上がります。

世界の時価総額トップ10の企業を保有すると言う事は、今の世界をリードしている企業を保有すると言う事であり、今の社会を構成している企業を保有する事になります。

世界の時価総額トップ10

それでは、現在の世界の時価総額トップ10を確認してみましょう。

世界の時価総額トップ10(日本で買える銘柄に限定)

順位企業名時価総額
1位アップル2兆9993億ドル
2位マイクロソフト2兆5670億ドル
3位アルファベット1兆4834億ドル
4位アマゾン1兆3818億ドル
5位エヌビディア1兆1230億ドル
6位テスラ8918億ドル
7位バークシャー・ハサウェイ7451億ドル
8位メタ6832億ドル
9位台湾セミコンダクター5452億ドル
10位ユナイテッド・ヘルス4470億ドル

こんな感じで、アップルやマイクロソフトなどのランキング常連企業はもちろんの事、最も勢いのあるエヌビディアやテスラなども含まれています。

世界の上位企業ばかりなので、潰れる可能性は非常に低く、現代社会を引っ張っている企業ばかりなので、今の時代を丸ごと買い付けるといった感じになっていくと思います。

勢いのある企業を取り込み、失速した企業は除外する

世界の時価総額トップ10を購入していくという方法は、常にランキングを参考に銘柄を入れ替えていくと言う事で、勢いのある企業を取り込み失速した企業は除外する事が出来ます。

例えば、現在の世界の時価総額トップ10と3年前の時価総額トップ10を比べてみましょう。

現在と3年前の時価総額トップ10

順位現在3年前
1位アップルアップル
2位マイクロソフトマイクロソフト
3位アルファベットアマゾン
4位アマゾンアルファベット
5位エヌビディアメタ
6位テスラバークシャー・ハサウェイ
7位バークシャー・ハサウェイアリババ
8位メタテンセント
9位台湾セミコンダクターJPモルガンチェース
10位ユナイテッドヘルスジョンソンエンドジョンソン

こうやって見比べてみると、いつもと変わらない企業がランクインしているという事も分かりますが、3年前にはランクインしていた企業が脱落しており、3年前にはランキングに入っていない企業が上位に食い込んできています。

僅か数年前でも、このようにランキングの変動があります。

盲信を排除して、買いそびれる企業を取り込む

現在のランキングと3年前のランキングを比較すると、上位4社は安定した順位を維持していますが、3年前にはよく話題あがっていた企業などが今はランキング圏外になっています。

アリババやテンセントなどは、中国の成長と共に今後も大きく成長していくと予測されていましたが、中国の独裁化が強くなり、個別企業への規制が高まった事で株価も大きく下落しました。

アリババやテンセントが話題になっていた頃に購入していて、今も保有していれば大ダメージを受けてしまいますが、トップ10から陥落した時点で売却していれば、まだ傷も浅くて済んだことになります。

一方で、テスラやエヌビディアなどは順位をグングンと伸ばしてきており、今ではトップ5に食い込んできており、今年に入ってからも株価は非常に大きく上昇しました。

テスラやエヌビディアなどは、急激に成長しており、こういった成長銘柄は株価の上昇スピードも速く、購入するのを躊躇している間に大きく伸びて買いそびれてしまう事が多いです。

そういった急成長企業も、ランクインすると同時に購入しておけば、その後の成長にあやかる事が出来ます。

ランキングトップ10の企業を購入すると言う事は、落ち目になった企業は早めに排除する事ができて、成長著しい企業は取りこぼすことなく保有する事が出来るようになります。

まとめ

時価総額トップ10の企業を保有すると言う事は、自分なりの指数を作っていくような感じだと思います。

指数のダウ平均株価が30社の銘柄を適時入れ替えていきながら指数としての品格を保っていくのと同じように、時価総額トップ10を購入すると言う事は、自分の判断ではなくて市場の評価をそのまま導入すると言う事であり、市場の評価でランキングが入れ替われば、保有する企業を入れ替える事で新陳代謝が図れます。

市場の評価が下っていった企業は自然とランキングから外れていくので、伸び悩んでいる企業はポートフォリオから外れていき、また成長を続けていく勢いのある企業はランキングに突如入ってくるので、そういった企業をしっかりと取り込むことが出来ます。

「あの時に売っておけば良かった」とか「あの時に買っておけば良かった」という自分の想いや判断に惑わされることなく、市場が評価した価値でポートフォリオを組むことによって、指数のような自動的な銘柄の入れ替えが行われ、的確なパフォーマンスが維持されます。

時価総額トップ10でポートフォリオを組むという投資方法も、面白い投資方法だと思います。

  

さて、今回の内容は、YouTubeにもアップしています。動画でみると、ブログとは違う魅力などもあると思いますので、ぜひYouTubeの方も見てくださいね。

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