買いと売りの難易度

消費者物価指数の発表と政策金利の発表、続けざまに注目の指標が発表された今週でしたね。

消費者物価指数は2回連続で市場予想を下回っていたので少しずつ落ち着いてきたような感じが見て取れます。まだまだ高い水準であることには変わりがないのですが、ピークは過ぎたのではないかなというのが一般的な見通しのようです。

ここから順調にインフレが収まっていくのか、それとも暫くはインフレに悩まされながら時間が掛かるのかは今後の景気や消費の動向次第となります。

すでにインフレや金利を意識するターンから、景気減速の深さ(深刻さ)や企業業績の落ち込み具合に焦点が移りつつあり、来年度の見通しを確認しながらの動きになってきましたね。

景気の減速は避けられない情勢となりつつありますが、どこまで強いブレーキが掛かってしまうのかをみていく必要がありますね。

さて、今回は投資における「買い」と「売り」についてのお話です。

目次

買いは比較的容易

投資をする上で、「買い」と「売り」という2つの行為があるのだけれども、それぞれの難易度が違うような気がしています。

どちらも同じような感覚で取引できていれば、一定の水準でトレードが出来ると思うのだけれども、それぞれの難易度が違うためにバランスを欠いて売買がスムーズにいかない事が多いのだと思います。

個人的には、「買い」は比較的安易で出来るけれども「売り」は非常に難しくて難儀するイメージがあります。

「買い」は勢いがあれば出来るような気がします。

ある程度の暴落であれば買い場だと思えるだろうし、買うという気持ちさえ持っていれば大抵の相場では購入する事が出来ると思います。

それに投資家であれば基本的にはキャッシュがあれば何か購入したくなるポジポジ病に罹っている人が多いのではないかな。

僕もすぐに何か買いたくなるよ

私と同じポジポジ病に罹っているね

特にSNSなどをやっていると、魅力的な銘柄がチラホラと上がってくるよね。そういうのをみていると、ついつい色々な銘柄が欲しくなってくるんだよね。購入する前は、どんな銘柄も魅力的に見えるから買えばどれでも上昇するような気がするしね。

「買う」という行為は、比較的簡単に出来ると思います。

売りは難しい

一方で、「売り」という行為はなかなか踏ん切りがつかずに先送りにする事が多い気がします。

利益確定をしようと思っていても「もっと上がるかも」と思うと先送りしてしまうし、損切りをしようと思っていても「もう少ししたら反発するかも」と思うと少し待ってしまう事があります。

売ると決めていても、いざその場面になると躊躇してしまう事があります。

  • もう少し良い条件で
  • もっと良い状況で
  • 更に有利な場面で

そんな事を考えているうちに売り場を逃してしまう事がありませんか?

最初に決めた通りにやらないとダメじゃん

ついつい都合よく考えて先送りしちゃいます

「売り」という行為は良くも悪くも1つの投資行為の結論を出す行動なので、その結果を少しでも良くしたいという想いが「売り」という行為を希望的観測にそって先延ばしにしてみたくなるんですよね。

だからなかなか「売り」という行為が出来ないことがあったりするのだと思います。

逆の対応をとる

「買い」の時は比較的容易に、ともすれば安易に購入する事があります。一方で「売り」の時は都合よく解釈して先送りにする事があります。

本来であれば、これを逆にしないといけないですよね。

「買い」は慎重に、「売り」は素早く。

買う時は買いたい気持ちを抑えながら闇雲に買おうとしない方がいいし、売る時はウダウダと迷わずに決めた水準でサッサと売り払っている方がいいです。

買いたい気持ちが赴くままに買い付けるから気が付けばキャッシュが全然ない状態になるし、売るつもりだったのに都合よく未来を想像して売るという判断を先送りにすることで含み損まみれで塩漬けになったりするんですよね。

塩漬けはダメだよね

いまだに塩漬けになってるアリババがあるよ

基本的にはルール通りに決めた水準で感情を排除して売買しないといけませんよね。

ついつい希望的観測を入れがちなので、そういった感情を排除しながらトレードをするように心掛けないといけませんね。

  

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