GAFAMの時代は終わったのか?

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少し前までは米国株と言えば、GAFAM(グーグル、アップル、旧フェイスブック、アマゾン、マイクロソフト)でした。大手テック企業と呼ばれ、米国株式市場を牽引していました。ところが最近は主役の座を半導体メモリ企業などに奪われ、存在感が減ってきています。

米国株と言えばGAFAMに投資しているのが当たり前だったのにね

成長性もあり、安定性もある優等生として大人気だったよね

GAFAMの業績自体は悪くはないです。各社ともに業績自体は相変わらず右肩上がりの成長が続いており、好調を維持しています。ではなぜ今まで米国株市場を牽引してきた GAFAMは低迷(あまり調子が良くない)してきたのだろうか。そして、今後も低迷は続いていくのだろうか。

GAFAMが低迷している要因は、各企業によって異なるのですが、大きく分けて「半導体メモリの高騰」と「過大な設備投資への不安」の影響を受けています。

半導体メモリの高騰
アップル
過大な設備投資への不安
グーグル、アマゾン、マイクロソフト、メタ

現在、マイクロンやサムスン電子などの半導体メモリ企業の株価が暴騰しているのをご存じのように、半導体メモリ企業の業績は急上昇しています。半導体メモリの需要が急拡大して、それに伴い半導体メモリの製品価格も急上昇しています。

アップルはiPhoneやiPodなどの製造にに半導体メモリが必須となっていて、この半導体メモリバブルの影響をモロに受けています。その為、コストが大幅に上昇しており、アップルだけでは吸収できないので顧客への転嫁(販売価格の値上げ)を始めています。

iPhoneやiPodなどは急に売り上げが大きく上がるものでは無いです。なので、安定した売上は確保できますが、ここにコストが大幅に上昇すると利益率がかなり悪くなってしまいます。ゆえに、利益の低下を招く要因となってしまい、それが株価にも影響を与えています。

グーグルやアマゾン、マイクロソフト、メタ(旧フェイスブック)などは、AI投資を加速させるために設備投資(データセンターの建設)をガンガンと進めており、それに巨額の費用が必要となっている事からフリーキャッシュフローがドンドンと減少しており、投資家の不安を高める結果となっています。

設備投資に突っ込んだ金額以上に、AIからの(クラウドからの)売上が上がっていけばいいのですが、今の所は設備投資の負担の方が大きいので、投資家達からは「ちゃんと利益が上がってくるのか?」という不安が大きくなっています。

GAFAMの中で、一番厳しいのはアップルなのだと思います。半導体メモリの高騰はまだ続く可能性もあり、それを顧客に転嫁するのにも限界がある為、iPhoneやiPodの売上の伸びと比較して営業利益などの伸び率が物足りない結果になっていく事が続いていく可能性があります。

一方で、グーグルやアマゾン、マイクロソフト、メタなどは当面はデータセンターへの設備投資に絡む負担によって資金が沢山流出していくのですが、これが収益(利益)と均衡してくれば、投資家の不安も一掃されます。今はまだAIブームの序盤であり、データセンターの需要が拡大している状態なので各社ともがむしゃらに設備投資を続けていますが、来年ぐらいからは設備投資の負担よりも収益の方が多くなっていく(逆転していく)と想定されています。

そこからは、今まで設備投資をしていった恩恵を受ける番となる事から、売上も利益も株価も右肩上がりに伸びていく事になるはずです。この4社の中では、「グーグル → マイクロソフト → アマゾン → メタ」の順に株価の上昇力が強い(今後伸びやすいと考えられている)とされています。

グーグルは、4社の中で一番収益化が実を結んでおり、巨額の設備投資が実際の売上の伸び率に貢献し始めています。なので、この調子が続けば一番最初に恩恵を受ける事になりそうです。

マイクロソフトは、オフィスソフトの将来性が懸念されている部分もあり株価が低迷していますが、アジュール(クラウド)の成長性は伸びており、オフィスソフトのAI機能であるコパイロットも伸びてくれば、見直される可能性があります。現時点での株価の低迷が大きいため、見直されていくと大きく反発する余地が残されています。

アマゾンは、EC事業(ネット通販)というコア事業があり、そこからの収益は安定しています。ここに、データセンターへ大きく設備投資したクラウド部門がしっかりと投資した分を回収し始めると、事業のエースの両輪が大きく歯車を回し始める事から期待が大きくなります。

メタは、現在の多額の設備投資によってそのデータセンターを外部向けクラウドサービスや AIサービスに活用できる可能性が高まってきています。従来の広告事業だけでなく、新たな事業として収益性を持つようになる可能性があるため、株価の上昇が見込める事になります。ただ、メタに関してはクラウドやAIサービスが本当に外部販売可能なのかはまだ未定のため、株価の変動には幅があるかもしれません。

アップルは少し厳しいかもしれませんが、グーグル・アマゾン・マイクロソフト・メタは、データセンターからの収益が大きくなっていけば(安定していけば)、いずれは株価も調子を取り戻していく事になります。まだ、暫くは軟調な展開が続くのかもしれませんが、来年ぐらいには株価が伸び始めるスイッチが入るかもしれないので、ホルダーはもうしばらく辛抱強く待つ必要があるのかもしれませんね。

   

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