新生バークシャー始動。いきなりバフェット色が薄らいできた。

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バフェット氏が育て上げたとも言われているバークシャー・ハサウェイ。そのポートフォリオはまさにバフェット氏そのもので、バフェット氏が好む企業(コカ・コーラやアメリカンエクスプレスなど)を大量に長期間保有してきました。そんなバフェット氏も高齢を理由に昨年末でバークシャーのCEOを退き、後任としてアベル氏がCEOとなりました。

伝説のバフェット氏も一線から退いたね

私にとっても投資を始めた時に一番参考にした方の退任は悲しいね

先日、バークシャー・ハサウェイの最新のポートフォリオが発表されていました。新体制のアベルCEOになってから初の本格的な四半期ポートフォリオとして注目を集めていたのですが、従来のポートフォリオを世襲するという感じではなく、いきなりアベル色を出しながらバフェット色を少し薄めていく感じとなっていました。

今回、非常に注目された点はアルファベット(グーグル)を大量に買い付けていた点と、アマゾン、ビザ、マスターカードなどを全株売却していた上で合計 15銘柄ほどを一気に処分したという点です。

特に、グーグルは約 110億ドル(約 1兆7000億円)ほどを一気に買い増しして、バークシャー・ハサウェイのポートフォリオの中でも第5位にまでになるほどに大量の買付を行っていました。AI需要の拡大に伴い、AIインフラ投資競争が進む中で、アベルCEOがビッグテックの中ではグーグルの成長力とバリュエーションを一番高く評価しているという事のようです。

バークシャー・ハサウェイの保有銘柄上位5社

順位企業名保有割合
1位アップル20.4%
2位アメリカン・エクスプレス14.4%
3位コカ・コーラ9.8%
4位バンク・オブ・アメリカ7.8%
5位アルファベット(グーグル)7.0%

一方で、アマゾン、ビザ、マスターカードなどは一気に全株売却してポジションを閉じていました。これについては、バフェット氏と同時期にバークシャー・ハサウェイを退任したトッド・コームズ氏が主導していたポジションを整理したという感じのようです。

トッド・コームズ氏は、バフェット氏の右腕と言われていた人物でバフェット氏と共にバークシャー・ハサウェイのポートフォリオの選定に関わっていました。中核銘柄(コカ・コーラなど)はバフェット氏の意向が強く働いていますが、比較的小さなポジションや新規投資先などはトッド・コームズ氏が主導していた部分がありました。

アベル新体制になったという事で、トッド・コームズ氏が主導していた銘柄については整理したみたいです。なので、アマゾン、ビザ、マスターカードなどを含めた 15銘柄ほどは一気に全株を売却してポジションを閉じた形になりました。これによりバークシャー・ハサウェイの保有銘柄は、42銘柄から 27銘柄へと大幅に減少しており、アベル新体制になった事で中途半端な規模のポジションをバッサリ捨て去る決断をしたようです。

バフェットイズム(集中投資とバリュー重視)を継承しつつも、アベル新CEOがグーグルを大きく買い増す事で独自の成長戦略(テック企業への傾斜)へと舵を切り替えた感じの記念碑的なポートフォリオになっていたと思います。新生アベル体制となった事で今後のバークシャー・ハサウェイがどのように進化していくのか楽しみになってきましたね。

   

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